Entry 86
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 8月8日(土)に行われた高校生フォーラム プレゼンテーション の各高校の発表の概要を、当日会場で配布の「プレゼンテーション要約」と写真でご紹介します。
プレゼンテーション要約(6) 静岡県立浜松北高等学校
The Sharing Economy(共有型経済)
静岡県立浜松北高等学校 静岡県立浜松北高等学校
 幸せとは何かを「かけて」はじめて得られるものである。ではこれから私たちは何を「かけて」幸せを追求するべきなのか。それを経済という視点で考えてみた。その答えを探るためには、今の社会の状態を知る必要があると考え、日本の現在に至るまでの経済発展の歴史を調べた。
静岡県立浜松北高等学校
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日本経済が急激に発展した戦後において、顕著な変化を示したものといえば、産業構造である。農林水産業の衰退と同時に工業化が進展し、それに伴って賃金労働者が増えた。これは、物を買って消費し、生活するという暮らしが一般化したことを意味する。また第三次産業の発展に付随して、物に限らず手間をも買ってしまうという人も増えた。ここから、日本人は現在では完全に消費に頼るようになった、ということがいえるだろう。消費が人々の中心となった社会で幸せを得るには、消費の拡大が不可欠である。消費の拡大は企業の利益となり、その利益は労働者の貸金に還元され、再び消費は拡大する。その過程で政府の税収も増加し、財政も豊かになる。消費の拡大は企業、家計、政府のすべてにとって多大なメリットを滞っており、私たちの社会は現在に至るまでそれを進めてきた。
静岡県立浜松北高等学校 ここまでの日本の経済発展の歴史から、私たちは日本人の今の幸せが、「お金をかけることにより、どんどん大きくなっていく幸せ」であると結論付けた。しかし、今、それは行き詰まりを見せている。第一に、日本の消費拡大は現在頭打ちであり、今後も少子化による人口の減少から、消費の伸びがあまり期待できない。第二に、日本の国債残高は拡大し続けており、これ以上公共事業などの消費拡大のための予算を組むのは、国債の破綻を早めるかもしれない。また、日本だけにとどまらず、アメリカでもその限界が見えている。
静岡県立浜松北高等学校 金融不安の原因の一つとなったサブプライムローンは、低所得者層の消費を促進するものであり、そのような無理なシステムを利用しなければ維持できなかった経済の最終段階を露呈しているともいえる。さらに、世界規模でも地球温暖化などの環境間遠が深刻化しており、その点から言えば、消費はこれ以上拡大されるべきではない。これらの問題点から、私たちは消費の拡大が今後出来なくなる可能性が高いと考えた。ゆえに、将来幸せを得るためには現状の経済体制を改め、経済発展以前の社会を見直す必要があると提言したい。
静岡県立浜松北高等学校
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経済発展以前の社会では、お金の代わりに手間や時間はかかるが、消費の拡大が必ずしも幸福に必要でないからだ。手間や時間をかけることで、お金では買えない幸福を得ることが出来る。それは、生活の充実による本来の人間性の回復である。言い換えれば、お金を稼ぐことばかり考えている現代人が失った「生」の実感を得ることだ。「手間をかけて得られる人間的な幸せ」こそが私たちがこれから目指していく幸福のあり方である。それを実現する方策としては、過剰なお金の削減が考えられる。マネーサプライを減少させることで、消費を抑制し、産業構造も変化させることが出来るだろう。具体的には、増税などの手段がある。増税は、過剰なお金を減少させると同時に政府の税収を増やし、社会保障の充実も可能にするという有効な政策である。しかし方法はどうであれ、経済体制の改革に最も必要なのは人々の覚悟と理解であり、現在の社会が抱えるリスクを地道に伝えていくことが重要だろう。
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